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「それ、俺のこと誘ってるの?」 「――っ、誘ってなんかいません、正直に気持ちを言っただけです」 「ふ、あはははっ、わかってるよ」 茹でダコのように耳から首元まで真っ赤にしてムキになる彼女が可愛くて、愛おしくて、また淫らな想いが昇りつめてきそうになり、それを振り払うかのように大笑いをした。 「愛梨、可愛いすぎるよ」 マシュマロのように柔らかくて白い頬を、むにょーんと抓る。 「またそんなこと言うっ」 「だって本気だもーん、なんならもう一回証明しようか?」 「うぅ、もう証明はいいでっ――----」 ――「チュッ」 不意打ちのように、今度は額にキスを落とした。 彼女はキスの後をなぞるように額を触り、やっぱり茹でダコでむくれていた。
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