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だって……。 高坂さんの過去を知ってしまったから、許すしかなかったんだもん。 だからといって、キスをしたことが正当化されるわけではないことは、私だってわかっている。 それは、JUNさんも同じことを言っていたし。 若菜達に理解を求める為に、高坂さんの過去を話すつもりはない。 晒したくない過去なのは、わかっているから。 私が、我慢すればいいことだから。 ――コンコン. その時、部屋のドアがノックされた。
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