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「うぅぅ、何するんですかー」 頬を薔薇色にさせて、潤んだ真っ赤な瞳で俺を睨みつける。 「愛梨が可愛すぎて」 「うぅぅ、ちょっとだけって言ったのにぃ」 唇をむぅと尖らす彼女。 「ちょっとだけって、あれ、嘘だもん」 俺の言葉に目をぎょっとさせて、次の瞬間、ぽかぽかと俺の胸を叩く。 「うそつき、ひどい、いじわる、もう……やだぁ」 尚も、俺の腕の中で暴れるお姫様の腕を捕えた。
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