15 #2

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15 #2

「マスター、こんばんは」 そう微笑むのは、紛れもなく亜美さんだった。 瞬間、私は無意識に顔を背けていた。 心臓が止まるかと思った。 指先が震える。 震えを抑えるため拳を作る。 「AIさん、どうかしました?」 私の様子に異変を感じたJUNさんが、心配そうな表情を向ける。 「あ……」 JUNさんは亜美さんを知っているんだよね? 亜美って呼び捨てで呼んでいたし。
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