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瞼を開け、君へと向き直ると、彼女の小さくて華奢な小指に触れた。 俺の小指と彼女の小指が絡み合う。 指きりげんまん。 約束。 俺は、もう、君の前には姿を現さないから。 見かけても、もう、追いかけたりしないから。 当分、恋はこりごりだ。 さよなら、愛――----
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