第一章

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「私こっちから帰るね。」 私は分かれ道の左を指差して言った。 「え?どうして?」 「こっちの道の方が家まで近いんだ。」 「なるほど。」 「それじゃあ気を付けてね。」 「うん。二人も気を付けて帰ってね。バイバイ。」 「うん。またあとでね。」 「じゃあな。」 そういって手を降りながら二人と別れる。 この道は森の中にある。 隣街に繋がっている道だ。 私の町の人たちもよく利用する場所だ。 私も毎日のように利用している。
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