第一章

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返事は返ってこない。 呼吸は出来ているようだから単純に意識を失っているのだろう。 「大丈夫そうだから取り敢えず、家まで運ばないと。」 少女は見たところ私と比べてかなり小さい。 楽々とは行かないが家まで運ぶには自分一人で十分だろう。 少女を背負って家路に戻る。 「勇斗みたいに身体強化が私も出来たらなぁ。」 などと呟きながら家路に付いた。
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