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ここは、どの世界にも属さない世界
別名
oblivion 忘却世界
辺り一面には様々な模様をした空間が広がっており、時計の秒針に似た音がそこらかしこに響いている。
その世界に一つだけ《物》と認識出来るものがあった
建物と言うにはあまりにチンケで家ともいえない、ほったて小屋に近い《物》だ
その《物》の中でかすれ声に近い笑った声で何かが言った
「解かれし時がきたか...我が後継者よ!!」
ジリリリリリッ…!!!
………、んああァアアぁぁぁっ!!?
何故だ何故だナゼだ...何がいけなかったというんだ
原因はなんなんだ!!
AM 8:15
うわぁぁぁぁぁぁっ!!
目覚まし針が!目覚まし針がぁぁぁぁ~っ!!
お母様お父様見ていますでしょうか?
私、大和 勇(ヤマト ユウ)は本日、人生最大の山場を迎えております
今日遅刻したら留年処分確定…
身寄りがない=ホームレス!!
やばいヤバイやばいヤバイやばいヤバい!!!
俺は慌てて着替え勢い良く部屋を出た。
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