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昔、彼女は英雄であった
異世界に襲ってきた悪魔。まさにその頃の異世界「マトリシア」は地獄であった
賢者、勇者など、強者でもかなわない
世界征服して名前を轟かせた。もうだめなのか。無理なのか。人々は絶望に打ちひしがれていた
一人の少女が立ち向かった
城に入り、拳を一振りするだけで二十人の悪魔が塵になりその顔は凛々しくもあり、可愛らしさも残っていた美少女であったそうだ
十代そこらの少女が悪魔を壊滅させてしまった。一日で彼女は王になった。
が、しかし
「王の権利などいらない。弟にでもくれてやる」
と、金、栄誉、名声を蹴り飛ばした
その弟はそれを独占できたという
弟は王になり彼女はどこかへ姿を消してしまった
英雄“リヴ＝アーヴァント”彼女は伝説となり今も生きているかは分からない＿＿＿
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