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__裕、大正解である
(あの子は絶対受けだね。あとテンプレ転生者がいた!脇役系とイケメンがくっついてくれれば嬉しいんだけど…小説のネタにもなるし!ヘタ○アの同人誌も購入したいなぁ…今日の昼飯何かな…僕、声高くしてみたけど基本アルトボイスなんだよねぇ…ま、学校では印象は母さんの思惑通り「ソプラノ声の冷徹美少女」で行こうかな)
そう、「彼女」とは我らが王女、ルーのことであった
心の声を口にだせば百人中百人が残念な美少女と言うだろう
(…でも、)
ルーは気にかかることがあった
(脇役系の子と目があった瞬間あからさまな嫌悪感出されたんだよね。はぁあ…あの濁った川のような目感じちゃうびくんびくん(棒)本当に好きなんだけどね脇役くん…この世界にきてから一番好きだよあーいう子…)
「はぁ…」
「お、おい、あの可愛い子って…王女?」
「らしいぜ。ため息ついてるけど何かあったのかな…」
「聞いてこいよお前」
「や、やだよっ!」
でも嫌われちゃった…
(僕だって傷つくんだからね!…いや、待てよ。隣のイケメンが僕にアベルと同じ視線を送っていた…ハッ!いいこと考えた!僕を睨んだこと後悔させてあげるんだから…)
ルーは裕の名前を「なんでもWikipedia」というルーが作ったモノで調べた
『濁った目 黒髪黒目 十二歳』
みっけ!
「松下…裕…」ボソッ
「ねーあの子可愛いけど、冷たそうじゃない?」
「氷の女王?」
「そんな感じよねー(笑)」
(おおおお…僕の好きな名前ナンバーワンだった裕の名前!さすが!スリーサイズから血液型、小さい頃の写真まで…ゴクリ)
…まさに皆の逆のイメージだ
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