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「お前誰だよ!」
ばか、俺。
…さっき告白されてたし…ルーの、好きな人、なんだろ…
「あ?転生者って言っていいんかな」
「僕も転生者なんだよねっ。そういえばこのこと話したのこの世界に来てからアベルだけだなぁー」
「…お前わかっててやってるだろ」
「何のことでしょう」
「目を合わせ目を」
分かってた、分かってたんだ
二年間ずっと口説いてた(つもり)のに何にも反応しないし、
さっきだって、
一目惚れだって、言って、
「おーい、アベルー?だめだこりゃ聞いてな…
「うぅう…ルーの、ばかぁ…えっく…俺に、ひくっ…ふえぇ…気がないなら関わらないでくれよぉ…うぇえ…っ…お前なんか嫌いだぁ…ばぁか…っ…ぁっ…ほぉ…」
関わら、ないでくれよ…
(…なにこの子天使?)
えーと、まずは慰めても話聞かないだろうから…
「あーべるっ!!もう可愛いなこの子は!」
ギュッ
「?!」
「さっきのはね、裕君が僕を怒らせたからクラスで告白なんかしてアウェイさせたの。だからね、泣かないで?ね?」
「…ほんとか?」
「ほんとだよ」
「ほんとのほんとか?」
「アベルには嘘つかないよ」
「…ばか…」![image=481227192.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/481227192.jpg?width=800&format=jpg)
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