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「というわけでアベル、転生者
ってことは秘密ね?」
「お、おお…」
アベルは転生者で元男という事実にショックを受けながらも返事をした
「じゃあまたねアベル」
「ああまたな…」
ギロッ
(…睨んできやがる…なにもしねぇよ…)
「あぁあ…俺嫌だよクラスで一人とか…」
「…♪じゃあ僕を嫌わないでくれることと、ルーって呼ぶこと!守ってくれたら弁解してあげるっ」
思いついたといわんばかりの顔をしたあと条件を出した彼女に裕は嬉しそうな顔をして首を縦に振った
「んっふふー!大好きだよ裕君!裕君に進んで言わせられなかったのが残念だったけど」
裕は最高の笑顔を向けたルーにため息をつくしかない
「さすが裕君!この笑みで一般人五人は再起不能にできるというのに!」
「可愛いとは思うけど…俺は落とせねぇぞ」
裕はニヤッと笑った、が、すぐに驚きの表情に変わった
…ルーが赤面している
レアだレア、と思いサッとスマホで写真を撮る(音無に改造してある
(あー…もぉ…裕君、笑って「落とせねぇぞ」とか…可愛いとか…僕を萌え死にさせる気かよ…)
「裕君。先、戻ってるから」
「ん、おー。弁解しておけよ」
「もちろん…あー顔熱っ…裕君のせいだからね」
「勝手に赤くなっただけだろ」
「原因は君だぞ!
__王女がクラスに馴染むために仕込んだことだって言っておきますね」
無表情に戻り、教室に帰ることを伝えた
「…お前女優になれんじゃね?」
「男とキスなんてしたら吐いちゃいます。マジで」
いけない、早く戻らないと。と思って走る
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