第2話

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フィリップ「君はお人好し過ぎる。人助けもいいが、自分の能力を超えてやるものではないと思う。特に今の世の中、何の対価も得ずにタダ働きをするなんて自殺行為だ」 名護さん「あの…」 ショータロー「けどなぁ、フィリップ。こんな世の中だからこそ助け合わなくちゃいけないんだ」 フィリップ「それはごもっともかもしれない。しかしこれは少なくとも助け合いじゃない。僕達が一方的に力を貸しているだけだ。こんなこと繰り返していたら破綻は免れない」 名護さん「ちょっと」 ショータロー「何でお前はそう冷たいんだ!?」 フィリップ「君が甘過ぎる。ハードボイルドが聞いて呆れる」 名護さん「待て!報酬ならあるぞ」 ショータロー「…!?」 フィリップ「何だって…?」 名護さん「これだ」 ショータロー「何!?」 フィリップ「こ、これは…」 名護さん「名護啓介オリジナルボタンコレクションだ」
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