第2話

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フィリップ「僕達の依頼人の一人が見たそうなんだ。その『穴』に教団の人間が向かうのをね。彼は勇敢にも後をつけたそうだが…そこで見たのは教団が異形の者たちと会話するという信じがたい光景だったそうだ」 名護さん「異形…魔物か」 フィリップ「体に特徴的な模様があると言っていたね。ステンドグラスとか何とか言っていた。僕も本で見たぐらいだが、教会などにあるものらしい」 名護さん(ファンガイア!?) 名護さん「それでその依頼人は」 ショータロー「殺されちまったよ…」 名護さん「何だと…」 ショータロー「そこで俺達は本格的に教団を疑い出すようになったんだ。だから、この件については、個人的にも真相を突き止めるつもりだった。あんたが来てくれて都合が良かったぜ」 フィリップ「とにかく、あの教祖に裏があることは間違いない。この町にガソリンなどの燃料が少ないのは何故だか分かるかい?あの教団が買い占めているからさ…一体何を考えているのか知らないけど。おかげで車が動かせなくて皆困ってるよ」 名護さん「…」 教祖に周りにファンガイアが…もしかすると教祖自体がファンガイアなのかもしれない。 あの波動からして間違いなく人間ではない。 財団が復活させた魔族ばかりを気にしていたが…ファンガイアまで再び敵となるなんて。 ファンガイアと人間の共存は戦いで有耶無耶になってしまったのか…。 登太牙はあのあとどうなったんだ…?今の“キバ”はいるのだろうか…? 名護さん(渡くん…) 名護さん「あ、そうだ。ついでにひとつ聞いておきたいことがあるんだが」 フィリップ「何かな」 名護さん「“猛士”とは何だ」
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