1人が本棚に入れています
本棚に追加
ショウジョウギガント「……………………」
名護さん「巨人?」
名護さん(魔族のうちの一つ、ギガント族か。俺も初めて目にするな)
ショウジョウギガント「……………………」
ショウジョウギガントは岩を投げた!
名護さん「うおっ!」
名護さん「トラックを攻撃したのは奴か」
名護さん「ファンガイア用の武器は効きづらそうだ。逃げたほうがいいな」
名護さんは逃げ出した!
ショウジョウギガント「……………………」
名護さん「追って来ない…?縄張りを守っているだけなのか?」
とにかく俺は麓まで走り続けた。
しかし、麓で俺を待ち受けていたのは荒廃した町の痕跡だけだけだった。
俺は、人を求めて彷徨い続けた…。
~ゴタンダシティ~
名護さん「……………………」
人々「「「ゴタンダの神を崇めよ!ゴタンダの神を崇めよ!」」」
名護さん「……………………」
名護さん(ようやく人のいる場所についたな…。相変わらず建物の残骸だらけだが)
人々「「「ゴタンダの神を崇めよ!ゴタンダの神を崇めよ!」」」
名護さん(五反田…?ここは五反田なのか?なんということだ…)
名護さん(俺が寝ている間に東京は破壊しつくされてしまったのか…)
名護さん(これも全て財団Xの仕業なのか)
名護さん「あの~すいません」
住人「何だあんたは!?」
名護さん「単刀直入に訊きたい。病院か警察はどこにありますか?」
住人「はぁ?この町には警察組織はないし、病院は個人レベルの診療所しかないが…どうしたんだい?」
名護さん「実は…向こうの山のほうで事故がありまして。至急助けを呼びたいのです」
住人「山…?どこのことか知らないがあそこは魔物の巣窟だ。諦めるんだな」スタスタ
名護さん「うーん」
名護さん「こうなったら一人で助けに行くしかないのか…しかしあのギガント族に群れで襲われたらさすがの俺でも対処しきれん。大体あの数の怪我人を運ぶとなると大型車両が必要だ」
人々「「「ゴタンダの神を崇めよ!ゴタンダの神を崇めよ!」」」
名護さん「しかし…何だこの連中は。すさまじい熱気だな」
俺はその場を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!