第2話

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~ゴタンダシティ~ 名護さん「あのゴタンダの神とか言う男…キャッスルドランを知っているに違いない」 名護さん「しかもあの手から出たよくわからない波動…あの男には、裏がありそうだな」 名護さん「よし、探りを入れてみるか」 ~ゴタンダ集会所~ 名護さん「公民館か何かを改修して作られた建物のようだな…」 中にはそこそこの人間が集まっているようだ。 名護さん「これだけいればなにか知っている人もいそうだ」 帽子の男「おい、あんた」 名護さん「俺のことか?」 帽子の男「ああ、そうだぜ。見ない顔だな。最近ここに来たのかい?」 名護さん「まぁそんなところだ。君はここの人間かな」 帽子の男「いや、出身は違うんだが…いろいろあってここにいる。そんなことより、あんた何か探してるものがあるんじゃないのか」 名護さん「…何故分かる」 帽子の男「職業柄、そういう人間ばかり相手にしているんでね。おっと、名乗るのが遅れたな。俺はショータロー。探偵だ」 名護さん「ショータローくん、俺は名護啓介。バウンティハンターだ」 ショータロー「ハンター?狩人か。いいね。じゃああんたも“猛士”に登録してるのか」 名護さん「タケシ?いわタイプ…?」 ショータロー「おいおい、“猛士”の支部なら他の町にもあるだろ?」 名護さん「……………………」 名護さん(過去から来たんだとはいえない) ショータロー「ああ、違うんならいいんだ。それはそれとして、あんた何か探しものがあるんだろ。どうだ、俺に依頼してみろよ」 名護さん「探しものというか、知りたいことというか…。しかし、依頼というと何か対価がいるだろう。俺は日本銀行券しか持っていないが…こんな紙切れじゃなくて食べ物や燃料が必要なはずだ」 ショータロー「……………じゃあ、正式の依頼じゃなくて、相談ってことでどうだ」 名護さん「…いいのか?」 ショータロー「ああ、困ってる人間はほっとけねぇ。取り敢えず俺達の事務所に移動しようぜ。といってもここの建物の一室を間借りしてるんだが」
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