虜囚

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枕を投げつけたけど タカヤは片手で難なく それをキャッチした。 「いいのか? 俺にそんな口きいて。 うっかりミホに 言っちまうかもしんねぇぞ」 「……ほんと、死んで」 「道連れにしてやろーか」 ニヤけた顔を 思い切り殴り飛ばしたい。 それが出来たとしても 何も変わらない。 むしろ状況は 悪くなるだろうけれど…… 少しは私の心も 晴れる気がする。
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