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私にはもう
どうすることもできない。
この男に見つかってしまったのが
運の尽きだ。
ただ黙って
凌辱という名の罰を受けるだけ。
タカヤが
私に飽きるまで。
煙草を灰皿に捨てて
私に覆いかぶさってくる。
濡れた黒髪から
ぽたりと頬に雫が落ちてきた。
「諦めろ。
お前はもう
俺のモンなんだよ」
「ふざけないで。
あんたのモノになるくらいなら
舌噛んで死ぬ方が百倍マシ」
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