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私が抗うたび
反論するたび
タカヤが妙に嬉しそうに
鋭い目を輝かせるのはなぜだろう。
喜ばせたくなんてないのに。
腹立たしい。
本当に、イヤな男。
「お前のその顔
見てるとぞくぞくする」
「気持ち悪い」
「あー、それ。
その嫌がってる顔な」
紅い舌が唇をなめる。
女の嫌がってる顔が好き
だなんて。
悪趣味にもほどがある。
そしてミホも
男の趣味は最悪だ。
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