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太いリングをつけた
ゴツゴツした手がするりと
器用に私の
バスローブの紐を抜く。
その紐で
私の両手首を
一纏めに縛りつけた。
「変態」
「褒めんなよ」
変態には
日本語が通じないらしい。
首筋から顎先にかけて
熱い舌になぶられて
私は抵抗を止めた。
思考を停止させるのに
全力を注ぐごとにした。
感覚もすべて
シャットアウト出来れば良いのに。
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