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「……おい。
何笑ってんだよ」
私の片脚を抱えながら
タカヤがわずかに
不機嫌そうに聞いてくる。
「別に……」
「笑ってんじゃねえか」
ムカつくな。
低く言って、
タカヤは一気に
私のナカを切り裂いた。
上がった悲鳴は
煙草の苦みの残る
奴の口に吸いこまれ。
私はもう
されるがまま
天井の鏡に映る
虚ろな自分を見つめていた。
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