第3話 爛れた平穏

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第3話 爛れた平穏

こんな生活を始めた時から 私は毎日 崖の縁に立っているようなものだった。 一瞬でも油断したら 吹く風に煽られて 真っ逆さまに落ちて行く。 いまの私は 落ちて行く途中にいる。
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