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「もっ…申し訳ございません……」
茄子は「社会って厳しいなぁ…」と鼻血を出しながら呟いた。
「…ティッシュです。どうぞ」
ぷいっとそっぽを向きながら茄子にティッシュを渡す
「あ、ありがとうございます(杏樹様、こっちをみないけど嫌われてるのかなぁ…)」
(ああ畜生目を合わせられない可愛いよう茄子君。可愛いよう。朧車の目とか天然なところとか可愛いよう。可愛いよう。)
「あとワンセグから逃げるって……どんだけガッツのある亡者なんですか!」
まぁ…確かになぁ
「いやもうそれは、すっごいがんばったみたいです!」
伊達に日本のお化けやってないってか
「サダコ…あの亡者はテレビさえあれば、逃げるのです…
……杏樹さん貴方ならどうするべきか分かりますね」
鬼灯が杏樹の名前を呼ぶと瞬時に理解した様で指令を出した
鬼灯様に期待されるって嬉しいっ!
「今すぐこの近隣のテレビ画面を全てお札で封印してくれますか?
そして、ブルーレイ内臓52型テレビをここに設置してください」
「えっ…?!」
覚悟しろよサダコ!
道端にテレビが1つ…
(……何かサダコが出てくると戻したい)
杏樹がそんな呑気な事を思っていると獲物(サダコ)が来た。
「うおおおおお、何コレ凄い画素数……アレ?」
「よーし、出て来た」「目を狙えっ!」
「ほら、甘いエサにつられてノコノコやって来た」
「ですね」
「ヤマタノオロチみたいですね…」
「くっ…くそっ…おのれ、謀ったなっ……
かくなる上は貴様らの鬼の角、全部折ってやる!腹いせに!!」
くわっ!
「日本中を震撼させた割にやることがせこいぞ!」
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