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「ねぇっ!俺、ちゃんと出来た?出来たっ?えーと、杏樹様?」
「はい、とっても可愛…かっこよかったです。ええ。私は杏樹ですよ」
「よく話を聞くよ!綺麗とか仕事に几帳面だとか!ねえねえ!鬼灯様は?」
あら…嬉しい
「ええ……B級ホラー洋画の狼男みたいで素敵な登場でした」
「やったぁー!鬼灯様と杏樹様に褒められたぁ!」
猫派の私も萌えさせるなんて…恐ろしい子!
その後、ベンチでジュースを飲みながら休憩。
「不喜処地獄には慣れましたか?」
「はいっセンパイに色々教わってますっ」
「良かったね…」
そこにプードルの犬がシロを大きな声で呼んだ。…てかお局様じゃないか
「シロ、アンタ報告書、早く出しなさいよ!」
「あっ…はい、すいません…」
「「申し訳ございません」でしょ!?早く覚えなさいよ!」
「ワ…ワン…」
「あっ部長?♪お疲れ様でーす♪」
「……」
「彼女は?」
鬼灯様が聞いた
「不喜処のお局様です…先輩に教わった大事な事…
一、お局様をキレさせない
二、お局様がキレても正論で対抗しない
三、お土産は、従業員×1、お局様×2」
「貴方の先輩、何があったんですか」
「はは…」
笑顔…というか乾いた笑いしか返せない…です
「お局様は先輩には妙に厳しいんだけど…部長と喋る時は声がワントーン高く…」
「別に知りたくないんですけど…不喜処地獄の泥沼オフィストライアングル」
…この後の展開って原作だと…大王が来るんだよね。大王とあまりはなしたことないし楽しみだなぁ…
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