第3話

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「ねぇっ!俺、ちゃんと出来た?出来たっ?えーと、杏樹様?」 「はい、とっても可愛…かっこよかったです。ええ。私は杏樹ですよ」 「よく話を聞くよ!綺麗とか仕事に几帳面だとか!ねえねえ!鬼灯様は?」 あら…嬉しい 「ええ……B級ホラー洋画の狼男みたいで素敵な登場でした」 「やったぁー!鬼灯様と杏樹様に褒められたぁ!」 猫派の私も萌えさせるなんて…恐ろしい子! その後、ベンチでジュースを飲みながら休憩。 「不喜処地獄には慣れましたか?」 「はいっセンパイに色々教わってますっ」 「良かったね…」 そこにプードルの犬がシロを大きな声で呼んだ。…てかお局様じゃないか 「シロ、アンタ報告書、早く出しなさいよ!」 「あっ…はい、すいません…」 「「申し訳ございません」でしょ!?早く覚えなさいよ!」 「ワ…ワン…」 「あっ部長?♪お疲れ様でーす♪」 「……」 「彼女は?」 鬼灯様が聞いた 「不喜処のお局様です…先輩に教わった大事な事… 一、お局様をキレさせない 二、お局様がキレても正論で対抗しない 三、お土産は、従業員×1、お局様×2」 「貴方の先輩、何があったんですか」 「はは…」 笑顔…というか乾いた笑いしか返せない…です 「お局様は先輩には妙に厳しいんだけど…部長と喋る時は声がワントーン高く…」 「別に知りたくないんですけど…不喜処地獄の泥沼オフィストライアングル」 …この後の展開って原作だと…大王が来るんだよね。大王とあまりはなしたことないし楽しみだなぁ…
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