第3話

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ギュッ 「ぎにゃっ?!」 「何をぼーっとしているんですか」 「い、いや別に…それより耳!引っ張らないでください!」 いつもより反抗した杏樹に違和感を覚える。…耳が弱いんだろうか 「じゃあ触るだけならいいんですか?」 「いやそんな問題では…うひっ?!耳の裏は!裏はやめっ!」 「…弱いの?」 「違うのシロちゃん!くすぐったいだけ!鬼灯様の手が冷たいから!てかそろそろやめてください!」 「…しょうがないですねぇ。話を戻しましょうか」 「暇があったらゼクシィとか眺めちゃってよぉ… へっ……無理だよ…」 「おやおや、ダメですよ。それは貴方の主観でしょう」 …本当に部長さんが好きなのかなぁーとか言ってみようか 「鬼灯様…杏樹様…オスはつらいよ」 「耐えなさい、そういう時こそ君子は紳士であるものです」 「シロ君がんばって!」 「上司とは何かと色々あるものです」 「そこの閻魔大王とかですか?」 「あっ、鬼灯君と杏樹ちゃんだ君達も休憩?」 杏樹が見た所には、丁度 閻魔大王がいました。
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