第3話

8/10
前へ
/18ページ
次へ
「シロさん。この方が天下の閻魔大王ですよ」 「大王。挨拶してください。ほら早く。これくらいできるでしょう」 「よろしく、ワシが閻魔じゃ そして二人はワシの腹心のはずです」 「…げっ…元気ですかっ……」 「…今あんまり…」 「いいですか。ポンコツでも大王ですから、しっかり尽くすのですよ」 「まぁ…こんなポンコツでも大王のですし…ね?」 「君等ワシの事いつもそうやって言ってるの?ねェ」 「しっかり尽くせばきちんと成果が…」 「ねェ、ねェ二人共」 「「うるさい(しつこい)」」 「うるさいって言われた?ワシ」 「はいっしっかり尽くします!鬼灯様!杏樹様!よろしくお願いします!閻魔さん」 「あれ!!?」 「…大王。犬は力関係をガッチリ見定めて、ボスを決めそれをあからさまに態度に出すそうですよ」 大王がすごく落ち込んだ 「ねぇねぇ、閻魔さん 鬼灯様 杏樹様地獄って物凄く広いね!俺、びっくりしちゃった!」 …可愛い。そうか。天国にいたんだもんね。…桃源郷か。 白澤…様…うひゃぁぁあ///鬼灯様と同じくらい好き!! でもまず会ったら罵りたい!←え 「そうですねぇ…」 ああ…夢膨らむ! 「あの…せめてワシも様づけにして……」 白澤様じゃなくて白豚って呼んでみようかな 「じゃ、エン様」 初対面は仲良くしたいよねぇ… 「「あの世」には天国と地獄がありますが…その範囲は圧倒的に地獄の方が広いのです」 うさぎ!そうだうさぎ! 「エン様?あ、ヨン様みたいでちょっといい……」 可愛いよねぇぇえ…もふもふ 「黙ってくれませんか。舌、引き千切りますよ。杏樹さんは逆にしゃべってください。ずっと無言でいるつもりですか」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加