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どうでもいい存在だったに違いない。
だから忘れてるんだ。
きっとこんな風に一方的にちょっかいかけられて、
遊ばれてたんだ。
絶対そうだ!!!
常務はまだ笑いがおさまらないようだ。
もう今度こそ我慢の限界!!
あたしは帰ろうとして勢いよく立ち上がった。
……ら、
バーテンや
目の前に並んでるカクテルの瓶とかが
幾重にも重なって見えて。
ゆら~り、視界が揺れて。
ぼやけて…
おかしいな―――…て思ったら、
立ってられなくて。
そのままあたしの膝は、ガクンと床に落ちた。
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