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はぁ?
なめてるの?
「桜崎様のお相手はどSで口の悪い、下品極まりない、霧矢はなでよろしいのでしょうか?」
「うん、いいよ! その上でキミを選んだんだから」
――私のことを知ってる?
「どこかでお会いしましたか?」
足を組み頬杖をついて、上目遣いで桜崎を見た。
「僕はずっと前から知ってるよ。キミが覚えてないだけ」
そこでにたーり笑いますか。
もしかしてストーカーですか。
「桜崎様、少しお待ちを。ちょっと、森野、オフィスに来て」
一段とヒールの音を高く鳴らして、森野の腕をつかみ、社長室の扉を開けた。
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