恋に焦がれ恋に泣く

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空蝉の恋  by Ring 生まれた翌朝 ぼくは恋をした 金色に輝く ひまわりに きみを近くで見たくて そばまで行ったのに きみが見ているのは 照りつける太陽だった 凛としたきみが かわいくて まっすぐなきみが とてもいとおしい 願いが叶わないと わかっていても きみは一途に 思い続けるのだろう 彼しか見ないきみ ぼくは気づいて欲しくて 今日も力いっぱい 鳴き続けるんだ 大好きなきみに 届きますように 一度でいいから ぼくを見てくださいと
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