恋に焦がれ恋に泣く

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どうしてあいつが私の嫌がることをしなかったのか。 『私を好きだから』 ずっとそう思ってた。 ――なのに。 あいつが一番大切だったのは、あの人。 私は結局、都合のいい女だったんだ。 ……わかっているのに、あいつに会いたい。 ……あいつが恋しい。 私は太陽になれない、空蝉と同じ……
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