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僕がパントマイム部に入って五日目がたとうとしていた。
たいして活動もなく、平凡な日々が続いていた。
まぁ、あんまり目立ちたくない僕としては平凡な日々が幸せだった
だって、なんたって!!
あのレナレナちゃんと同じ部屋の空気を…酸素を窒素を吸えるだけで僕はもう!!!
あ。いまキモイって思っただろ?
別にいわれなれてるから。平気だから。
「おい。きのこだ。今の話聞いてたか?」
「え?あ、すみません。」
突然、話を振られて僕は焦った。レナレナちゃんの透き通るような白い肌と…
天使のような笑顔に見とれて、剣くんの話を全くきいてなかったのだ。
あ、剣くんとはそんなに親しくないけど名字長いから下の名前でよんでます。心の中だけでね?
いつものことながら僕は誰に言ってるんだ?
で?なんの話だっけ?
「大事な会議中にボーッとしてるなんて真剣さがたりないっピー!!」
いや、それアンタだろ。
部長ことサコンジくんは僕の顔に裏声で明らかに口を動かしながら腹話術の気持ち悪い人形を押しつけてきた
「わっ!!ちょっ!!やめてくださいよ!部長!!」
僕は人形の埃臭いにおいに顔をしかめながら部長の手をはらった
「ちゃんと聞いてないとメッだよ?」
レナレナちゃんはそういうと真っ白で細いしなやかな指で僕の額をつっついた
かっかわいい……
メッってメッって…やばいだろ!!!?
今日は興奮して眠れなそうだ…
「すっ、すみません。」
ついつい顔がニヤけてしまう…
僕が頭をかき誤るとレナレナちゃんはニッコリと優しく微笑んだ。
もう、僕をしかってください。
いや、しかってくれよ。
あ、この発言でわかると思うけど僕はMです。
「メッだぞー」
サコンジくんは再び人形を僕の顔に押しつけてきた
殺すぞ!!!!!
殺すぞコラァアア!!!!
何がメッだコラァア!!
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