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黙って必死に本能と闘っているであろぅ尚也が
愛おしくて仕方ない
尚也
「俺は絶対忘れないから・・・せめてキスくらい、いいだろ?」
もう止められないのだろう
男はこういう時
本能には決して逆らえない
俺だって逆らいたくはない
でも、この幸せと引き換えにできるはずもない
秀樹
「尚也の教科書」
尚也
「ん?」
もう息がかかる距離まで接近されれば
断ることは酷というものだ
秀樹
「数Ⅲの尚也の教科書にさ、今の気持ち書いてくれ」
訳が分からない
という表情を作りつつ、しばらくして俺に教科書を寄越した
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