ふざけんなよ #2

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ふざけんなよ #2

お互いに触れることが許されない二人が愛を確かめ合う唯一と言えそうな方法があった 本来は恋人にしか見せられない 或いは結婚してからしか見せることはない 俺にとって大事な薬 尚也 「俺も童貞だから、変な病気とか無いから」 薬は苦ければ苦い程よく効くらしい 秀樹 「死んでもいい・・・」 尚也 「大げさだよ 笑。いいから早く俺にもくれよ」 秀樹 「え?尚也も童貞なの?!」 初耳だ 誰かと付き合ってるという噂は聞いたこと無いが 童貞ではないだろ 秀樹 「何で貞操守ってるんだ?」 尚也 「多分、秀樹と付き合ってからは秀樹以外は眼中になかったんだろ」 秀樹 「またまた~」 ポリウレタン臭が少しするが ポリウレタンと薬を口にいっぱいにしながら話していたため ごにょごにょ言っている自分が可笑しかった 昔好きなお菓子の袋を、お菓子が無くなってもしゃぶっていたのを思い出した 尚也 「お前ふざけんなよ自分ばっかり!俺にもくれってば!!」
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