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尚也が眠った事を確認してから、ロフトを降りて俺も寝ようと決めた
明日は1限目があるから早い所寝なければならない
帰って来たら、今までお世話になってきたエログッズ達とお別れしようと決意している
薬の効き目が半端ない
後何年でも性欲に耐えられそうだ
元からやれなくて辛かった慰めであったわけだが、一応童貞卒業した今
必要がなくなってしまった
再びDVDを観ようとは思えない
あわよくば、薬を頂ければ大満足だ
日本人は『風林火山』だと言ったよな?
俺自身は誰かとやりたかった
という訳じゃなかったのかもしれない
実際にリツコにやらせてくれって言えば、やらせてくれただろうけど
尚也と繋がりたかった
ってのが本音だろう
今日の薬で重い腰が上がってしまった
動かない時は全く動かないくせに
いざとなると、とんでもない早さで広まる
静かで凛として冷たい
もしも日本人が本当に『風林火山』なら
Gはあっという間に殺されるか
あっという間にGでは無くなる
自然
そのものになるんだろう
あんなに執着してたエログッズは明日、あっという間に廃棄される
エログッズを尻目に、もう一度だけ静かに眠っている尚也の寝顔が見たくてロフトへと梯子(はしご)を登ると
寝顔までかっこよすぎる尚也に対する想いは
どこまでも広まりつつあると感じてる
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