0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
尚也と交際するようになって2週間が過ぎた事を考えれば
そろそろ接触が起きても 可笑しくは無い
先生
「去年を思い出して欲しいのだが、有機物はSP3混成軌道をもち……」
シュレーディンガーの波動方程式により電子が今どこにあるのか?
それは分からないという証明を関数で示したのが
不確定性原理
である
これは量子力学や量子化学で履修する
瞬間の位置は分からないけれども、電子はある一定の範囲に存在していると証明されている
陽子の回りで電子は軌道の範囲で存在している
S軌道は『ドーナツ』の様な形で分布し
P軌道は 『∞』 の様な形だ
DやF軌道もあるが
今は
SP3 混成軌道について知って欲しい
通常
電子はまずポテンシャルエネルギーの低い
S軌道に分布し続いてP軌道に収まる
P軌道はXYZの方向に分布して
それぞれの軌道に二つずつスピンという形で電子は存在する
まぁ、P軌道も波動であるので 正確にはプラス側を大きめに描き マイナス側を小さく描く
波って上と下に半分ずつあるだろ?
<パウリの排他原理>
<フントの原理>
等を勉強してみてくれ
細かい事はいいとして
混成軌道はS軌道とP軌道のポテンシャルエネルギーのちょうど中間に軌道を作るということだ
最初のコメントを投稿しよう!