ふざけんなよ #2

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午前の講義が終わり尚也と合流した 大学の黒板というのは一番後ろでも読めるように工夫されている 勿論、教授達も読めるように書いているのだろう マイクを使ってポイントになるキーワードを鸚鵡(おうむ)返しする先生を 尊敬しない訳にはいかない 自身の研究もあれば学会に論文を提出しなければならない その上教壇に立ち、不貞腐れた俺たちに檄(げき)を飛ばしてくる 尚也 「本当に今日捨てるのか?」 秀樹 「お薬のおかげで無用だしな」 向かいに座って焼きそばとチャーハンのミックスを召し上がる尚也がカッコ良くて イライラしてきた 秀樹 「あれ、『むかい』だよな?」 尚也 「ん?そうだな。桃園さんと一緒じゃないんだな?」 あれと夢の国で大げんかしたのは記憶に新しい 一人でテレビを観ながらラーメンを食っている 構内にある2番目に大きいこの食堂を選んだ理由が掴めず 微妙に近い位置にいる向井修一 だんだんと イライラがMAXになってきた あいつはいつもリツコと一緒に弁当を食っている と聞いた わざわざここに来たのには 俺に喧嘩売りにきたとしか思えない
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