0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
何なんだこいつは・・・
顎でしゃくってあっちいけしたくせに
川の小さい堤防の上で並んで座っている
秀樹
「何の用だよ?尚也とのデートを邪魔すんなよ」
触って記憶を消してやれば話は早いのだが
俺はどんな理由であれ
悪用しないと決めている
ただでさえ忘れられる存在なのに、わざわざ忘れられる様な真似は決してしたくない
尚也とファーストキスした夜に突然台風が来て
母さんと約束した事の一つでもある
修一
「お前ら付き合ってるのか?」
秀樹
「だったら何だよ?」
尚也
「秀樹~魚いるぞ!!」
秀樹
「尚也くん捕まえて~」
尚也
「とったど~?笑」
笑ってる尚也は水でビショビショだ
川の中腹まで行ってしまった
尚也
「今日の晩飯にするか!?」
秀樹
「頑張って~」
最初のコメントを投稿しよう!