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見えない味方 #2
通り過ぎる人に おや？という顔をされるが、右上腕の文字を確認すると
サワってもいないのに記憶を無くしていくように見える
怪しまれないよう二階へ上がって来たら運良く広瀬さんらしき声が聞こえた
内容は聞き取れないが部屋の中で数人の男と揉めている事は分かる
作戦通り火災報知器を探す
どんな施設にも必ずあるこの機械は悪用される事もある筈だ
ギーーーーーーィ
予想通り人がワラワラ外へ出て行く
しかし、わざわざ帽子をここに置いて行く必要があるのか謎だが
言われたとおりにしよう
それよりも広瀬さんだ
広瀬さんの居る部屋に向かう
そっと扉を開けて広瀬さんを確かめて
拘束された女性に駆け寄り話しかける
男どもは女性を残して逃げたらしいな・・・・
ったくどんな悪党だよ
秀樹
「智彦の・・・・」
ちひろ
「いいから！私の部屋のデスクの引き出しに書類があるから持って行って！」
秀樹
「いや、でも・・・」
ちひろ
「ポケットに鍵があるわ、丁度いい、ついでに記憶も消して！」
警察官っていうのはみんなこんななんか？？
言われた通り左内ポケットをまさぐり鍵を手に入れた
ペタ
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