エピローグ

3/7
前へ
/11ページ
次へ
お母さんは、そんな煌太を見てクスクス笑いながら 「煌太君は、モテるもんね♪」 と言って優しく笑った すると、山下ママが急にパンっと手を叩き 「そうだわ!! 今日は煌太、学校休みでしょ♪ 咲由ちゃんと遊んであげなさい!!」 と提案をした お母さんは『えっ!?』と驚いて山下ママを見た 煌太も簡単に承諾した 「別に良いけど… 昨日、女と別れて暇だし…」 お母さんは、再び『えぇっ!?』と驚いて煌太を見た そんなお母さんを横に煌太は『よしっ!!』と言いながら立ち上がり 私の頭に左手を乗せヨシヨシと撫でた 「ちょっと待ってろ!! サッと朝飯、食って来るからよ」 煌太は、台所へ向かった 山下ママは 「良かったわね♪ いっぱい遊んでもらいなさい♪」 と言い煌太の元へ向かった 私は、お母さんを見上げると『良かったわね♪』と笑った 暫く、お母さんと一緒に煌太を待っていると 朝飯を食べ終わった煌太が台所から現れた 「よしっ!! 遊ぶか♪」 煌太は、しゃがみ私に目線を合わせながら言った すると、お母さんは『そうだわ!!』と何か思い出したように声をあげた 煌太は『え?』と、お母さんを見上げた 「ほら!! 自己紹介しなさい!!」 お母さんに背中をポンッと押され一歩前に出た私は、上目遣い気味に煌太を見た 口をモゴモゴとして何も言わずモジモジしていると 煌太がフッと優しく笑い 「俺は山下 煌太 17の高2 !! よろしく♪」 私は、暫く煌太を黙って見つめていたが段々と笑顔を見せた 「うめもと さゆ…6才」 煌太は『そっか♪』と呟き 縁側から庭に出た 私も庭に出ようと煌太の後ろに立つと 煌太が優しく私を抱き抱え、ゆっくりと庭に下ろした お母さんは、優しく私と煌太を見て 「煌太君 ごめんなさいね、咲由が悪い事したら、おもいっきり叱って良いから♪」 と言い山下ママの元に戻った 煌太は、『よし!! 遊ぶか!!』と私の頭を優しく撫でた 私は、撫でられた頭に手を乗せフッと[煌にぃちゃんの癖かなぁ…]と笑いながら思った 。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加