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お母さんは、そんな煌太を見てクスクス笑いながら
「煌太君は、モテるもんね♪」
と言って優しく笑った
すると、山下ママが急にパンっと手を叩き
「そうだわ!!
今日は煌太、学校休みでしょ♪
咲由ちゃんと遊んであげなさい!!」
と提案をした
お母さんは『えっ!?』と驚いて山下ママを見た
煌太も簡単に承諾した
「別に良いけど…
昨日、女と別れて暇だし…」
お母さんは、再び『えぇっ!?』と驚いて煌太を見た
そんなお母さんを横に煌太は『よしっ!!』と言いながら立ち上がり
私の頭に左手を乗せヨシヨシと撫でた
「ちょっと待ってろ!!
サッと朝飯、食って来るからよ」
煌太は、台所へ向かった
山下ママは
「良かったわね♪
いっぱい遊んでもらいなさい♪」
と言い煌太の元へ向かった
私は、お母さんを見上げると『良かったわね♪』と笑った
暫く、お母さんと一緒に煌太を待っていると
朝飯を食べ終わった煌太が台所から現れた
「よしっ!!
遊ぶか♪」
煌太は、しゃがみ私に目線を合わせながら言った
すると、お母さんは『そうだわ!!』と何か思い出したように声をあげた
煌太は『え?』と、お母さんを見上げた
「ほら!!
自己紹介しなさい!!」
お母さんに背中をポンッと押され一歩前に出た私は、上目遣い気味に煌太を見た
口をモゴモゴとして何も言わずモジモジしていると
煌太がフッと優しく笑い
「俺は山下 煌太 17の高2 !!
よろしく♪」
私は、暫く煌太を黙って見つめていたが段々と笑顔を見せた
「うめもと さゆ…6才」
煌太は『そっか♪』と呟き
縁側から庭に出た
私も庭に出ようと煌太の後ろに立つと
煌太が優しく私を抱き抱え、ゆっくりと庭に下ろした
お母さんは、優しく私と煌太を見て
「煌太君
ごめんなさいね、咲由が悪い事したら、おもいっきり叱って良いから♪」
と言い山下ママの元に戻った
煌太は、『よし!! 遊ぶか!!』と私の頭を優しく撫でた
私は、撫でられた頭に手を乗せフッと[煌にぃちゃんの癖かなぁ…]と笑いながら思った
。
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