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暫く、煌太と遊んでいたら
山下ママが煌太を呼んだ
「煌太
ちょっと買い物行って来て!!」
と言うと煌太は
「…ハイハイ…」
と承諾した
「咲由も一緒に行くか?」
煌太の問いかけに私は、大きく頷いた
私と煌太は、買い物に向う事になった
徒歩だと少し遠いので、煌太のバイクで
出かけに、山下ママが煌太に安全運転を呼び掛けていた
私は、お母さんに『煌太お兄ちゃんに、しっかりとくっ付いているのよ!!』と強く釘を指され
私は、バイクの後ろに股がり煌太にしっかりとしがみついた
山下ママは私にメットを被せた
煌太も自分のメットを被りバイクのエンジンをつけた
煌太は、顔だけ後ろに振り向き
「咲由
離すなよ!!」
と声を掛けた
私は、大きく頷くと煌太は、ニッと笑い
顔を前にして、真剣な顔でバイクを走らせた
何とか無事に大きなスーパーに着き
バイクから私を下ろした煌太
「大丈夫か?
怖くなかったか?」
と心配してくれた
私は少し怖かったけど『大丈夫!!』と頷くと
煌太は、『そうか』と私の頭を優しく撫でた
私は、エヘヘっと笑いながら煌太を見た
煌太と私は、手を繋ぎながらスーパーに入った
「頼まれ物を買いに行く前に、店を回ってみるか?」
煌太の提案に私は、頷いた
服売り場に行き、オモチャ売り場に来て、今は本屋にいた
「俺、向こうの雑誌コーナーに行って良いか?」
絵本を見ていた私に、煌太が雑誌コーナーの方に指差し聞いた
私は『うん』と頷きまた、絵本に目をやった
煌太は、私の頭に手を乗せヨシヨシと撫でてから雑誌コーナーに向かった
煌太が雑誌を手にしてから数十分たった頃
私は、一冊の本を手にして煌太の所へ向かった
。
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