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「…おや?逃げないんですか?…今の貴女は私に…いえ、雄に触れられると強制で発情する体なのに…。」
…そう言って紗鬼は片手で天魔に触れる。
「あ、あぁ………ぐっ…////」
…ビクンビクン…。
…天魔の体が大きく仰け反る。
「…昨日よりも感じるでしょう?…では…。」
紗鬼は天魔の手を持ち、手の甲にキスをする。
「…っ~ー///」
天魔の体を言いようの無い感覚が巡る。
「…さぁ、……昨日と同じように抱擁からキスをしてみましょうかね♪」
「や、止めろ///」
「…止めません♪」
ダキッ…。
「っ~ーー///」
「…。」
チュッ…。…サワサワ…。
紗鬼は同じように天魔にキスをするが、今度は背中の羽も一緒に弄ってみた。
「…っ~ーー……。」
…ガクッ…。
天魔は気を失った。…昨日と違うのは表情が悦に浸っていて時折体が震えていることである。
「……文…は紅魔館ですし…。私が持って帰るしか無いんですか…。……はぁ。」
…紗鬼は天魔の体を着物の側にあったタオルで拭き、着物を無造作に着せると、空を飛ぶ。
「…ひぅ。…天狗と吸血鬼の喧嘩は終わったのかな…?」
………
紅魔館に着いた紗鬼。…美鈴に話をして、天魔を自分の部屋に縛っておいて貰い、紗鬼はまた山に向けて飛ぶ。…空を飛ぶのは体にとても辛いのだが、
「……ド○えもんのドアが欲しいですね…。…この際、紫のスキマでも良いんですけど…。」
…愚痴る気力があるので大丈夫だろう。
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