天狗の長と山の神

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「ハッハッハッ。悪い悪い♪伝える暇など無かったからなぁ。」 「神~奈~子~!!私の早苗がこいつに好きにされるんだよー!?なんでそんなに楽観視してるのさー!?」 笑っている神奈子と怒る諏訪子 「…盛り上がってる所悪いですが、諏訪子…それに神奈子もその約束に勿論入ってますが?」 「ん~?あぁそんなのはどうでも良いんだよ。私達は永遠を生きるからな。…たかが数年や数百年。構わんよ。…早苗もまぁ命があっただけマシと思ってくれたら楽だがねぇ…。」 「……あぁ成る程。確かに体を奪わせたってその約束は対象が生きてる間だけですしね…。……それで私って後どれくらい生きられるんでしょうか?」 「…さぁね。…ほら。さっさと神社に戻るよ。」 神奈子は早苗を抱えて神社の中に戻る。 「うへぇ~ん。早苗がぁ~。私の早苗がぁ~…。」 諏訪子も嘆きながら神社に戻る。 「…やっぱり長い時を過ごしてる者には敵いませんか…。…まさかこんなに楽観視されるとは…。」 ……紗鬼も神社に向かう。 …………… …その後、なんやかんやあって契りを交わした。…早苗は性格の性か、契りの途中から紗鬼の信者的感じになった。…二人が堕ちることは一切無いのは解っていたので紗鬼は特に何も思わなかった。 ……… 「…疲れました……。」 「おやおや?どうしたんだい?まだこれからじゃないか♪」 「そうだよー♪私達を手駒にしようとしてるんだ。これくらい頑張ってよね~♪」 「…誰か助けてください…。」 紗鬼はげっそりとしている。…そんな中……。
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