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「あと2年たてば魔法使えるから、そしたら母さんの病気なんてすぐ治せるよ。はい、今日の薬だよ。」
「…ありがとうね。……アドルフは将来はお医者さんかな?」
「うーん…まだわかんない。」
「そう……なら、自分の生きたいように生きなさい。せっかく頭が良いんだから無駄にしちゃだめよ。」
おそらく母さんはオルビンとの結婚を悔いているのだろう。
「きっと母さんが誇れるような人になるよ。」
「…………見たかったなぁ…アドルフの大人になった姿。」
「……まだ死んじゃやだよ。母さんの病気治すんだから。」
「フフッ……そうね、お母さん頑張るわ。」
しばらくお喋りをして部屋へ帰った。
3日後、母さんは息をひきとった。
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