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今は神様特典のお陰で身体能力凄いことになってるし知識にない教わったことも一度で覚えられるし暇だ。
どうせなら出来ないことを学びたい。
家出しようかな…
うん…我ながら名案だ。
ただ母さんだけが心残りだ。
最近はベッドから立つことも出来ないから生きている間だけでもこの家にいよう。
早く魔法が使えれば治療できるのに。
この世界では7歳くらいに魔法使いか違うかがわかる。
もし魔法使いでも治癒魔法の使える人は極少数だ。
治癒魔法なら大体の病気は治せる。
父親のオルビンは薬を全く買ってくれない。
代わりに俺が自分で調達して調合した薬をあげている。
お陰でかなり調合の腕が上がった。
「先生、体調が悪いので今日は終わりませんか?」
「それは大変ですね。仕方ありません。」
「それじゃあ。ありがとうございました。」
よし、こんなつまらない事よりも母さんの処にいこう。
母さんの部屋の前にきた。
「母さん?入りますね?」
「…どうぞ」
ガチャ
「具合はどう?」
「今日は…いつもより良いわ」
これは嘘だろう。体が細くて明かに体調が悪そうだ。
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