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ガランとした殺風景な部屋に足を踏み入れる。
「ここは?」
「俺の、秘密の家」
仕事部屋で借りているウィークリーマンションらしい。
「実家もずっと居づらいしね」
上着を脱ぎながら苦笑する。
無造作にベッドに投げ捨てたと同時に、私の腕を引き寄せた。
「り、陸斗」
ドサッと陸斗に折り重なるように倒れこんだ。
「知りたい?俺の秘密」
「え....?」
「付き合ってる頃から、隠してた。
なんで、蓮斗にバレてたのかわからないけど」
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