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怖いと、同時に 私しかいないんじゃないかと 陸斗を理解できるのは、彼が私を求めてくれるのは 私なんだと思うと、胸が熱くなる。 なんだろう? はまってはいけないと脳は警告している。 こんな性癖を持っているなんて、付き合ってるときには知らなかった。 若いときに知っていれば、私はすぐに別れていたかもしれない。 それぐらいショックだった。 でも今は、受け入れれば、 今度は私だけを見てくれるような気がした。 『それでいいの?』 心に蓮斗の声が聞こえた気がした。 ズキン、と痛む。 でも.... 蓮斗は、私を、 求めてはいないだろう。
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