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『でね、凛子さんを送っていくことになったんだけど。 家も知らないし、俺ん家は親いるし。と思ってホテルに来たわけ』 『で?なぜ、ヤることに?』 『だって、兄貴よりいい男いるって教えてあげたくて』 『はぁ....遠慮します』 『またまた、あんなに気持ちよさそうだったのに?』 意地悪に微笑んだ顔はイケメンだけど、悪魔に見えた。 『れ、蓮斗くん』 『蓮斗でいいよ』 『年いくつだっけ?』 『18』 『だーっ!!私、淫行条例で逮捕されちゃう!!』 アタフタする私の後ろから、ふわっと優しく抱きしめる。 あ、温かいし。 ぎゅっとする腕が私よりも太くて、男なんだって意識した。 『大丈夫、18ならセーフでしょ』 って、本当かしら?
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