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「久しぶりぃ~!
凛子ったらいい身体してるのねー」
たまに飲み明かしていた花子とは蓮斗と初めて結ばれた日も会っていたが、半裸に近い姿を見られるのは初めてだ。
「な、な、なんで花子がここに?」
「だってワタシの店だもん。蓮斗を連れてきたのもワタシよ!なのに凛子と結ばれるなんてぇ!イヤイヤ」
花子って、蓮斗狙いだったの…
しかも店のオーナーなんて。
「怪しい店でしょう?
でも、凛子にはピッタリよ」
「どういう意味よ!」
「欲求不満は解消されたでしょ?」
そういえばそんな話もしてました…
蓮斗が横から笑いながら割って入った。
「大丈夫。責任持って解消します」
ね?
その瞳の奥に見え隠れする欲望に、私の身体が反応する。
これからもずっと私を満たしてくれる腕に抱かれながら、店の奥へと導かれる。
それは良かったわね、と花子が羨ましげに呟いた。
「さぁ、どうして欲しい?」
蓮斗は私を試すように囁いた。
ー finー
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