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兄貴に抱かれて魅せたあの表情が忘れられなかった。
初めて覚えた興奮。
初恋と呼ぶには汚らわしい感情かもしれない。
凛子さんに抱いた感情は、単なる欲求でしかない。
それでも忘れられなかった。
だけど、彼女に会うことは叶わない。
兄貴はいつの間にか別の女性と結婚していたし、
彼女の名前と高校の制服しか知らなかったのだから。
再会できた偶然を、逃がしてはならない。
凛子さんは知らないだろうな。
ホントは触れるたびに、緊張してること。
「蓮斗....っ」
浮き上がる腰をつかんで最奥まで貫いて、
俺だけで満たしてしまえば、
兄貴を忘れられるようになる?
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