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初めて出会った頃の面影を残しているけれど、
やっぱり顔も身体も、大人の女性の色気を漂わしている。
同い年の女の子より全然いい。
それも凛子さんだからいいのかもしれない。
貫いた身体がしなやかに反り返り、潤んだ瞳でもっととせがむ。
兄貴に抱かれたときよりも、いい声で啼かせたい。
もっと、もっとって俺を求めて。
「兄貴に会いたい?」
好きだと言う感情。
消し去ってしまいたい。
会えば、兄貴は必ず凛子さんを抱く。
それでも仕方ない。
凛子さんに、俺を意識してもらいたいから。
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